35歳になるので17年目ですね。
やはり内定をいただけたのが大きいですかね。
はい、そうです。
建築科は出ていましたが、特にその頃はこういった仕事に就きたいとは思っていなかったんです。たまたま先生に相談にしたらここを薦めてもらえました。
はい、そうですね
とりあえずバタバタしながら仕事をしていたという感じだったと思います。
そうですね。
近いですね
そうですね。
僕はずっと野球をやっていたんですけど、監督には「薦めてあげるから大学に行け」って言われていたんですけど、あまり勉強が好きじゃないので(笑)。それで先生に相談してみたら「ここに行ったらどうだ?」って言われました。
本気でやっていましたね。僕らの代は弱かったですけど、先輩たちの時は愛知県でベスト16ぐらいまでは行っていました。
すぐラインに入りました。ここまでに1人でラインができるようになろうという目標があって、それに向かってがんばってました。
熟練の職人さんたちの60代・50代。30代は僕、あと20代の若いスタッフが多い職場ですよ。
よその工場がやらないことを積極的にやるようにしていますね。例えば1本の材料の端っこに大きい節があったとして、このまま加工しちゃうとこの節が入るんです。これをわざと切ってあげて、それを入らないようにしてラインに流すとかですね。
ほとんどやらないと思います。よそのプレカット工場は、来た材料を全部そのまま流して、そのまま出荷するっていうような感じだと思いますよ。
そうですね。大きい節がそのまま仕口のところにあったりして「こんなの大丈夫なの?」ということになりますよね。
そうですね。うちはそんなに本数はやっていないので、うちでしかできないようなことですね。
そうですね。他社の大きいプレカット工場は、そういう気遣いは苦手だと思います。
一番は体力がある方がいいですね。どうしても工場は力仕事になってくるので。扱ってる機械は同じメーカーのものを使っているので操作は共通でそんなに難しくないですよ。
今、僕はもう今ラインは外れてますが、ラインをやっていた頃は、自分たちが選ぶ材料は、お施主さんにとって一生ものの家に繋がるものですよね。そして宝物になっていくのかなと思いますね。だからこそ、ちゃんとしたいという思いがあります。
隠れて見えないところなんですけど、お施主さんが参加される上棟式は、まだ骨組みだけで壁で塞いでない状態です。なるべく玄関の入り口の材料は一番いい材料を持っていってたりとか。こちらで気づけることはできるだけやっていますね。
お施主さんにとったら一生ものの家ですからね。車と違って何回も買えないですから。車は車検がくれば買い替えようか考えるじゃないですか。家はそんなわけにはいかないですよね。
確かにそうですね、車だったらどこに行くかラインの人たちは絶対にわからないですもんね。
見ちゃいますね。「あれはどこがやったかな?」みたいな(笑)。「あ、これはうちじゃないな」とか(笑)。
でもやっぱりラインやっている方が好きですね(笑)。